自民党の
石破元幹事長は、9
月の
総裁選挙で
敗れた
責任を
取りたいとして、
自身が
率いる石破派の
会長を
辞任する
意向を
固めました。
石破氏は、
派閥には
引き続きとどまる
考えで
後任の
会長については、
所属議員の
意見を
聞きたいとしています。
自民党の
石破元幹事長は、9
月の
総裁選挙で、535
票の
うち、68
票を
獲得しましたが、377
票を
獲得した
菅総理大臣に
敗れた
ほか、89
票を
獲得した
岸田前政務調査会長にも
及びませんでした。
こうした中、石破氏は、22日午前、NHKの取材に対し、「いろいろ理由はあるが、総裁選挙の責任をとりたい。臨時国会の召集を前に、きちんとけじめをつけたい」と述べ、自身が率いる石破派の会長を辞任する意向を明らかにしました。そして、22日午後、開かれる派閥の会合で、こうした考えを表明するとしています。ただ、石破氏は、派閥には引き続きとどまる考えで後任の会長については、所属議員の意見を聞きたいとしています。
石破氏は、衆議院鳥取1区選出の当選11回で、63歳。自民党総裁選挙には先月の総裁選挙を含めこれまでに4回、立候補しています。5年前の平成27年9月に、当時の安倍総理大臣の後継を目指したいとして、石破派を立ち上げ、設立当初からみずから会長を務めてきました。
石破派には、現在、19人の議員が所属し、党内に7つある派閥のうち6番目の勢力です。