スマートフォンの
充電ケーブルのコネクターが
異常に
発熱してやけどをする
などの
事故は、
この5年間で80
件を
超えています。「
化学やけど」と
呼ばれるけがをした
ケースもあり、NITE=
製品評価技術基盤機構が
注意を
呼びかけています。NITEによりますと、
スマートフォン
などの
充電ケーブルが
異常に
発熱したり
発火したりした
事故は、
昨年度までの
5年間に86
件報告され、20
人余りがやけどなどのけがをしています。
この中では、コネクターの中にほこりや水分などが入り込んだまま使ったためショートしたり、異常に発熱したりした事故が28件と最も多く、変形したコネクターを使ったためにショートしたケースも22件に上っています。
さらに、電源に接続されたコネクターが肌に長時間触れたために汗などが電気分解され、発生した物質で皮膚が傷つく「化学やけど」をした人も2人いて、このうち1人は重傷だということです。
このためNITEは、ケーブルに無理な力をかけないこと、変形したコネクターは使わないこと、コネクターにゴミなどが入り込んでいないか確認すること、それに電源に接続したコネクターを長時間体に触れさせないことといった注意点を公表し、事故を防ぐよう呼びかけています。