イスラエル軍が、ガザ地区北部の難民キャンプにある国連機関が運営する学校を空爆し、多数の死傷者が出ているということです。
地元メディアなどは18日、イスラエル軍が、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプにある国連機関の運営する「ファクーラ学校」を標的にした空爆を2回行ったと報じました。
当時、学校には女性や子どもなど数千人が避難していたということで、多くの死傷者が出ているということです。
地元テレビ局は死者数が200人を超えていると伝えています。
ガザ地区の保健当局は死者数が1万2000人を超えたと発表していますが、通信不能などにより、正確な数字は集計できていないということです。
また、EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は18日、エジプトを訪問し、ガザ地区への支援物資の輸送現場を視察しました。
「我々は人道支援の規模を1億ユーロ(およそ160億円)以上に拡大した」と強調したうえで、より多くの支援物資がガザ地区へと搬入される必要があると訴えました。