茨城県古河市の
高齢者施設で、
入所者の
男性の
血管に
空気を
注入して
殺害したとして
元職員が
逮捕された
事件で、
元職員が、
男性の
近くで
注射器の
筒の
部分を
操作する
様子を、
ほかの
職員が
目撃していたことが
捜査関係者への
取材でわかりました。
元職員は、
この行動について
問いただされた
直後に
退職を
申し出たということで、
警察は
詳しいいきさつを
調べています。
茨城県古河市の無職赤間恵美容疑者(35)は、去年7月、当時勤務していた古河市内の介護老人保健施設で、入所者の吉田節次さん(76)の血管に空気を注入し殺害したとして、8日に殺人の疑いで逮捕され、10日、検察庁に身柄を送られました。
赤間容疑者は、ベッドで横になっていた吉田さんの点滴用のチューブに「シリンジ」と呼ばれる注射器の筒の部分を接続し、空気を注入したとみられていますが、その後の調べで、容体が急変する直前、容疑者が吉田さんの近くでシリンジを操作する様子を、別の職員が目撃していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
吉田さんの体調が急変したあと、容疑者は、目撃した職員から行動を問いただされ、その直後に退職を申し出ていたということです。
警察は、10日午前10時ごろから、容疑者の自宅の捜索を行っていて、事件の詳しいいきさつを調べています。
警察は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。