明治初期に
5年間だけ
存在し、
現在の
三重県の
一部を
管轄した「
度会県」をインターネット
上で
復活させ、
人口流出が
続く県南部の
活性化を
図ろうというプロジェクトが20
日から
始まりました。「
度会県」は、
明治4年、
政府の
廃藩置県で
現在の
三重県南部を
中心とした17の
市と
町を
管轄する
県として
誕生し、
明治9年に
北部の
安濃津県と
合併するまでの
5年間だけ
存在しました。
プロジェクトは、ことしが明治元年から150年になることから、かつての「度会県」を復活させることで県南部の人口流出について考えるきっかけにしてもらおうと、三重県が始めました。
インターネット上では、20日正午、「度会県」のホームページが開設されました。
ホームページでは、誰でも県民登録ができ、登録すると電子版の県民証が交付されるほか、今後は「度会県民」が地域の人と協力しながら南部の活性化策を検討していくということです。
三重県南部地域活性化推進課は「南部の魅力や実情がなかなか知られていないと思う。県内外の多くの人に登録してもらい、地域の人と協力して盛り上げていきたい」と話しています。