韓国のムン・ジェイン(
文在寅)
大統領と
北朝鮮のキム・ジョンウン(
金正恩)
朝鮮労働党委員長は、
26日、
2度目と
なる首脳会談を
開いて、
史上初の
米朝首脳会談の
実現に
向けて
意見を
交わしました。ムン
大統領は、
27日午前、
記者会見を
開いて、
会談の
内容について
発表する
予定で、
米朝の
駆け引きが
続く中、
会談でのキム
委員長の
発言に
注目が
集まっています。
韓国のムン
大統領と
北朝鮮のキム
委員長は、
26日午後3時からおよそ
2時間にわたって、
南北の
軍事境界線にあるパンムンジョム(
板門店)の
北朝鮮側の
施設で、
先月27日以来と
なる2度目の
首脳会談を
開催しました。
韓国大統領府によりますと、両首脳は、先月の南北首脳会談で合意した、共同宣言の履行と史上初の米朝首脳会談の開催に向けて、虚心たん懐に意見を交わしたということです。
ムン大統領は、今月22日にアメリカ ワシントンで行ったトランプ大統領との首脳会談で議論した、北朝鮮が非核化に応じた場合に与える体制の保証の具体的な方法や、経済的な見返りなどについて、伝えたと見られます。
韓国大統領府は、27日午前10時から、ムン大統領が記者会見を開いて、みずから内容を発表するとしています。
来月12日にシンガポールで開かれる予定だった米朝首脳会談は、北朝鮮側が会談の取りやめを示唆する談話を発表したことなどを受けて、トランプ大統領が中止を発表しましたが、両国のあいだで再び、開催に向けて調整が進められていて、駆け引きが続いています。
このため、26日の南北首脳会談で、キム委員長がどのような発言をしたのかに注目が集まっています。