Actualités japonaises: 気候変動サミット始まる菅首相温室効果ガス削減目標を表明

気候きこう変動へんどうサミット始はじまる菅かん首相しゅしょう温室おんしつ効果こうかガス削減さくげん目標もくひょうを表明ひょうめい

Apr 22, 2021 23:04

Furigana

アメリカのバイデン大統領だいとうりょうが主催しゅさいする気候きこう変動へんどうサミットが日本にっぽん時間じかんの22日にち午後ごご9時じから始はじまりました。バイデン大統領だいとうりょうは自国じこくの温室おんしつ効果こうかガスの排出はいしゅつ量りょうを2030年ねんまでに半減はんげんさせる新あらたな目標もくひょうを表明ひょうめいするとともに各国かっこくにさらなる取り組とりくみを求もとめました。また、菅かん総理そうり大臣だいじんは、2030年ねんに向むけた温室おんしつ効果こうかガスの削減さくげん目標もくひょうについて、2013年度ねんどに比くらべて46％削減さくげんすることを目指めざすと表明ひょうめいし、世界せかいの脱だつ炭素たんそ化かに向むけて国際こくさい協力きょうりょくの必要ひつよう性せいを訴うったえました。

バイデン大統領だいとうりょうが主催しゅさいする気候きこう変動へんどうサミットは日本にっぽん時間じかんの22日にち午後ごご9時じから2日間にちかんの日程にっていで始はじまりました。

バイデン大統領だいとうりょうは開幕かいまくにあたって演説えんぜつし「この危機ききはどの国くにも1国こくでは解決かいけつできない。われわれはこの課題かだいに対処たいしょするため、速すみやかに行動こうどうしなければならない」と述のべました。そのうえで「アメリカは温室おんしつ効果こうかガスの排出はいしゅつ量りょうを2030年ねんまでに半減はんげんさせる取り組とりくみを始はじめた」と述のべて、自国じこくの温室おんしつ効果こうかガスの排出はいしゅつ量りょうを2030年ねんまでに2005年ねんに比くらべて半減はんげんさせる新あらたな目標もくひょうを表明ひょうめいしました。

アメリカはこれまで2025年ねんまでに2005年ねんと比くらべて26％から28％削減さくげんする目標もくひょうを掲かかげていましたが、バイデン政権せいけんは今回こんかい、新あらたな数値すうちとして50％から52％削減さくげんするとしていて、削減さくげん目標もくひょうを大幅おおはばに引き上ひきあげました。

このあとアメリカのほか主要しゅような26の国くにと地域ちいきの首脳しゅのうらが参加さんかする最初さいしょのセッションが行おこなわれ、中国ちゅうごくの習近平ちから国家こっか主席しゅせきは「世界せかいの環境かんきょう対策たいさくは未み曽そ有ゆうの困難こんなんに直面ちょくめんし、国際こくさい社会しゃかいはこれまでにない志こころざしと行動こうどうで勇気ゆうきをもって対応たいおうしなければならない。中国ちゅうごくはアメリカが多国たこく間かんの気候きこう変動へんどうのプロセスに戻もどったことを歓迎かんげいする」と述のべました。

そして「私わたしは去年きょねん、2030年ねんまでに二に酸化さんか炭素たんその排出はいしゅつ量りょうがピークに達たっして、2060年ねんまでに実質じっしつゼロを実現じつげんできるよう努力どりょくするとした目標もくひょうを表明ひょうめいした。ピークから実質じっしつゼロまでの時間じかんは先進せんしん国こくよりはるかに短みじかく、大変たいへんな努力どりょくを要ようする」として、中国ちゅうごくとして取り組とりくみに全力ぜんりょくをあげていると強調きょうちょうしました。

サミットでは2日間にちかんで40の国くにと機関きかんの代表だいひょうらが参加さんかして、温室おんしつ効果こうかガスの削減さくげんに向むけた投資とうしの在り方ありかたや途上とじょう国こくの支援しえんなどについて協議きょうぎする予定よていです。

気候きこう変動へんどうサミットで、菅かん総理そうり大臣だいじんは、2030年ねんに向むけた温室おんしつ効果こうかガスの削減さくげん目標もくひょうについて、2013年度ねんどに比くらべて46％削減さくげんすることを目指めざすと表明ひょうめいし、さらに50％の高たかみに向むけて挑戦ちょうせんを続つづけていく考かんがえを示しめしました。

そのうえで「世界せかいの脱だつ炭素たんそ化かは1国こくだけでは決けっして達成たっせいできない。国際こくさい社会しゃかいが一致いっち団結だんけつして取り組とりくまなければならない課題かだいだ。きょう参加さんかした国々くにぐにが野心やしん的てき目標もくひょうを示しめして、実行じっこうし、世界せかい全体ぜんたいを巻き込まきこんでいくことで、地球ちきゅう規模きぼで気候きこう変動へんどう対策たいさくへの大おおきなうねりを生み出うみだす」と述のべ、世界せかいの脱だつ炭素たんそ化かに向むけて国際こくさい協力きょうりょくの必要ひつよう性せいを訴うったえました。

また、先週せんしゅうのバイデン大統領だいとうりょうとの日にち米べい首脳しゅのう会談かいだんで「日にち米べい気候きこうパートナーシップ」の立たち上あげで合意ごういしたとして、今後こんご日にち米べい両国りょうこくで、クリーンエネルギー技術ぎじゅつやイノベーション、インド太平洋たいへいよう諸国しょこくをはじめとした途上とじょう国こくの脱だつ炭素たんそ社会しゃかいへの移行いこうの加速かそく化かなどの分野ぶんやで協力きょうりょくしていく考かんがえを示しめしました。

そして菅かん総理そうり大臣だいじんは、省エネしょうえねや水素すいそのほか、火力かりょく発電はつでん所しょや工場こうじょうから出でる二に酸化さんか炭素たんそを回収かいしゅうして地中ちちゅうに封じ込ふうじこめる『CCS』などの技術ぎじゅつを最大限さいだいげん活用かつようし、世界せかいの脱だつ炭素たんそ化かを支援しえんするとして「気候きこう変動へんどうという人類じんるいの課題かだいを解決かいけつするため、COP26とその先さきに向むけて、各国かっこくや国際こくさい機関きかんと協力きょうりょくしながら、指導しどう力りょくを発揮はっきしていく決意けついだ」と述のべました。