일본어 뉴스: “選択的夫婦別姓導入で戸籍なくなる” SNSで根拠ない投稿拡散

“選択せんたく的てき夫婦ふうふ別姓べっせい導入どうにゅうで戸籍こせきなくなる” SNSで根拠こんきょない投稿とうこう拡散かくさん

N1 Jul 18, 2025 06:07 55

Furigana 번역

選択せんたく的てき夫婦ふうふ別姓べっせい制度せいどに関連かんれんする根拠こんきょのない内容ないようの投稿とうこうがSNSで広ひろがっています。多おおく見みられるのが、「夫婦ふうふ別姓べっせいが導入どうにゅうされると戸籍こせきがなくなる」などとする主張しゅちょうを含ふくんだ投稿とうこうで、多おおいもので1700せんななひゃく万まん回かい以上いじょう見みられているものもありますが、この主張しゅちょうに明確めいかくな根拠こんきょはありません。

参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょで争点そうてんの1ひとつとなっている「選択せんたく的てき夫婦ふうふ別姓べっせい」について、「戸籍こせき」と関連付かんれんづけた投稿とうこうは、Xやインスタグラム、スレッズなどのSNSで見みられ、このうちXでは、「夫婦ふうふ別姓べっせい」と「戸籍こせき」を含ふくんだ投稿とうこうは、16日じゅうろくにちまでの1いっか月かげつでリポストを含ふくめ16じゅうろく万まん件けんを超こえています。

選択せんたく的てき夫婦ふうふ別姓べっせい制度せいどは、結婚けっこんした時ときに夫婦ふうふで同おなじ名字みょうじにするか、別々べつべつの名字みょうじにするかを選えらべる制度せいどです。この制度せいどを求もとめる声こえが高たかまり、1996年せんきゅうひゃくきゅうじゅうろくねんには法務省ほうむしょうの法制ほうせい審議しんぎ会かいが選択せんたく的てき夫婦ふうふ別姓べっせいを盛もり込こんだ民法みんぽうの改正かいせい案あんを答申とうしんしましたが、国会こっかい議員ぎいんの間あいだまで強つよい反対はんたい意見いけんもあり、実現じつげんしませんでした。政府せいふはこれまで二に度どにわたって制度せいど導入どうにゅうを検討けんとうしましたが、「国民こくみんの意見いけんが分わかれている」として法案ほうあんの提出ていしゅつには至いたっていません。一方いっぽう、戸籍こせき制度せいどは日本にっぽん国民こくみんが生うまれてから亡なくなるまでの親族しんぞく関係かんけいを登録とうろくし公証こうしょうするものです。現在げんざいは結婚けっこんすると夫婦ふうふの戸籍こせきが作つくられ、その間あいだに生うまれた子こ供どももその戸籍こせきに入はいることになっています。法務省ほうむしょうによりますと、1996年せんきゅうひゃくきゅうじゅうろくねんの答申とうしんに沿そって制度せいどが導入どうにゅうされた場合ばあい、別々べつべつの名字みょうじを選えらんだ夫婦ふうふとその子こ供どもも、現在げんざいと同様どうように1ひとつの戸籍こせきに入はいるとされています。法務省ほうむしょうは「仮かりに制度せいどが導入どうにゅうされた場合ばあいであっても、戸籍こせきの機能きのうや重要じゅうよう性せいは変かわるものではない」としていて、ウェブサイトで、その戸籍こせきの記載きさい例れいを紹介しょうかいしています。戸籍こせき簿ぼの「戸籍こせきに記載きさいされている者もの」欄らんの「名な」を「氏名しめい」に変かえ、それぞれ記載きさいされています。1996年せんきゅうひゃくきゅうじゅうろくねんの答申とうしんの策定さくていに関かかわった白鴎大学はくおうだいがく法学部ほうがくぶの水野みずの紀子のりこ教授きょうじゅは「戸籍こせきは国籍こくせき登録とうろく、住民じゅうみん登録とうろく、親族しんぞく登録とうろくを備そなえた便利べんりな制度せいどで、なくすことは現実げんじつ的てきでない。過去かこに答申とうしんについて議論ぎろんした際さいも、戸籍こせきをなくすという話はなしは全まったく出でておらず、選択せんたく的てき夫婦ふうふ別姓べっせいの立法りっぽうは戸籍こせき制度せいどの抜本ばっぽん的てきな改正かいせいを必然ひつぜん的てきに伴ともなうものではない」と指摘してきしています。

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