東京オリンピックに
向けて、
JOC=
日本オリンピック
委員会が
来週、
東京で
開く説明会に
出席する
予定だった
北朝鮮の
代表団が
一転して
出席を
取りやめたことが
分かり、
大会の
開幕まで
1年を
切る中、
北朝鮮側の
今後の
動向が
注目されます。
出席を
取りやめたのは、
北朝鮮体育省のウォン・ギルウ
次官ら
北朝鮮の
代表団3人です。
ウォン次官らはJOC=日本オリンピック委員会が、来年の東京オリンピックに参加する国や地域のオリンピック委員会を対象に、今月20日から東京で開く競技施設などに関する説明会に出席する予定でした。
北朝鮮に対する独自の制裁措置として、北朝鮮籍の人の入国を原則、禁止している日本政府も例外的に入国を認める方針でしたが、日朝の関係筋によりますと、北朝鮮側は説明会に代表団を派遣しないことを16日までに通知しました。
さらに、今月25日からオリンピックと同じ、日本武道館で行われる柔道の世界選手権についても選手団を派遣しない意向を日本側に通知したということです。いずれも理由は明らかになっていません。
東京オリンピックで北朝鮮は柔道など4つの競技で、韓国との合同チームを結成することでIOC=国際オリンピック委員会と合意していますが、短距離弾道ミサイルを相次いで発射するなど、日本や韓国との関係改善の見通しが立たない中、開幕まで1年を切った東京大会にどのような方針で臨むのか注目されます。